《美の有段詰碁100上巻》（日文版超清PDF）
毎週読んでいる「週刊碁」になんども広告が載っていた林漢傑プロによる詰め碁問題集をネットで購入した。
林プロは、1984年生まれ、台湾出身で林海峰名誉天元門下。兄弟子の張栩棋聖は、「彼の詰碁は美しい。解いた後に爽快感を感じます」と、評価している。
また林プロは、囲碁・将棋チャンネルの「詰め碁TVプラス」にも出題しており、案内役の高梨聖子さん(山下敬吾名人の奥さん)も素敵で、いつも見ている。
この詰め碁集は、全問ヒントつきで、レベルも初段から七段程度までとなっており、★印の数で難易度を示している。
上下巻とも
詰め碁に慣れよう ベーシック編
応用力をつけよう レベルアップ編
解けたら最高 チャレンジ編
と3段階に分かれており、比較的易しい問題から始められる。またところどころにカラムがあり、息抜きにもなる。
「読者がすっきりと解けたときの喜びの表情を見て、出題した側も幸せな気持になる」と巻末にあるとおり、一味違った詰め碁集と感じた。
さすがに★★★以上になると手も足も出なくて爽快感を感じるレベルには達していないが、それでも隅の詰め碁の範囲がせまいのでダメヅマリや目の捕り方などの感覚を磨くには大変勉強になるような気がする。多くが黒先白死でコウになるのが少ないこともスッキリしてよい。
また、林プロは最近「囲碁・将棋チャンネル」のパンダネット囲碁口座「詰碁を楽しむコツ」の講師を勤めており、女性の聴き手鈴木歩プロも詰め碁が相当に強いことでも有名。
いつも中村道場で、席亭から「基本の詰め碁が出来ていない」といわれるが、少しでも詰め碁に興味がもてるように努めたい。
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